今回ご紹介するのは、筆者が様々なモデラーさんの本や動画などを参考にして行っている一例です。
エアブラシ洗浄の正解は一つではないと思うので、あくまで数あるパターンの一つだと思って記事を読んでもらえたら幸いです。
楽しいエアブラシ塗装の最後に待つ者の名は......「洗浄」っ!
エアブラシで塗装した回数の分だけ増えるのが「エアブラシ洗浄」です。
もうすっかり慣れて手癖で出来るようになってきましたが、飽き性の私はいつエアブラシから長期間離れるのか分からないので、備忘録的に筆者が使っているトリガータイプエアブラシの洗浄方法を記事にしてみました!
目次
エアブラシの洗浄方法
エアブラシの映り込みを隠すために、塗りつぶしで加工している写真があります。
今回記事で紹介する洗浄方法は毎回の塗装後に行う簡単なものですので、徹底した洗浄ではありません。予めご了承ください。
残った塗料を捨てる
まずは、紙コップや塗料皿などにカップ内に残った塗料を出します。
カップを傾けるだけで出し切れなかった塗料は、ティッシュなどに向けて吹き出します。
溶剤やツールクリーナーでうがい
次は、ツールクリーナーや溶剤をカップに注ぎます。
注ぐ量は、筆者はいつもカップの半分程度にしています。
カップに注いだら、エアブラシの先を指で押さえてトリガーを引き「うがい」をします。
溶剤やツールクリーナーは勢いよく跳ねるので注意!
そして、十分うがいしてカップ内の液体が塗料で濁りきったら溶剤を捨てます。
まだエアブラシの中には塗料で汚れた液体が残っているはずなので、ティッシュに向かってプシューッと吹き出します。
2回目のうがい&カップ内と先端の洗浄
STEP2で行ったように、再度うがいをします。
ただし、今回はカップの液を捨てずに筆でカップ内を洗います。
カップ洗浄用の筆を用意しておくと良いですよ!
そして、液が残った筆でエアブラシの先端を優しく洗浄します。
力を入れすぎるとエアブラシの針を痛めてしまうので注意!
あとは、カップの液体を捨ててティッシュに残りを吹き出します。
3回目のうがい&液体の吹き出し
計3回目、最後のうがいを行ます。
ただ、3回目になるとうがいをしても液体は綺麗なままだと思うので、うがいを終わった液は捨てずに吹き出してエアブラシ内を通って綺麗にしてもらいます!
この時、下のようなエアブラシ洗浄用のボトルがあると、吹き出した綺麗な液を再利用出来てエコです!
本体&カップ蓋の洗浄
次は本体を溶剤やツールクリーナーを含ませた筆やキムワイプで拭いていきます。
ティッシュだと繊維がエアブラシ内に入り込んでしまうのでお勧めできません!
溶剤やツールクリーナーは、新しく器に出すかボトルに吐き出したならボトル内の液を使いましょう。
本体をふき取っていったら、今度はカップの蓋です。
こちらは、先ほど本体を拭くときに使った液の余りに浸して筆で洗います。
そして取り出して、キムワイプで拭くか、エアブラシンの風圧で乾かします。
そしてカップに装着し完了!
ニードルのふき取り
ニードルの洗浄は何回やっても緊張する......!
エアブラシの後方についているキャップを外します。
ニードルを留めているねじを外します。
そして、慎重にニードルをエアブラシから引き抜きます。
引き抜いたら溶剤やツールクリーナーを含ませた筆やキムワイプでニードルを綺麗にします。
キムワイプを使う時の注意点としてニードル先端の先細った部分は直に拭くのはNGということです。
ニードルの太い部分はキムワイプで拭いても、先端は筆で洗浄しましょう。
本体を組みなおす
ニードルを綺麗にできたら、バラバラになっている本体を組みなおします。
ニードルは取り外すときと同様に、入れる時も気を付けて......。
手が震える......
ニードルを無事納めたら、後は気楽に組み立てて完了!
空うがい
最後に、内部に残った溶剤やツールクリーナーの水分を空うがいをしてとばします。
カップ内で塗料を混ぜる時と同じように、エアブラシの先を指で押さえて噴射すればOK!
以上で、筆者が塗装後に毎回行っているエアブラシ洗浄となります
最後に
はい、今回は筆者がいつも行っているエアブラシの洗浄方法を記事にしてみました。
無数にある「塗装後のエアブラシの扱い方」の内の一つとして、何か参考になる部分があれば幸いです!