この記事では星の翼に存在する「補正率」と「ダメージ倍率」という「武装が相手に与えるダメージの計算」に関するものを説明しています。
筆者自身ゲームの詳しい仕様を知らぬ1ユーザーなので間違いもあるかもしれませんが「大体『補正率』と『ダメージ倍率』ってこういうものだよー」ぐらいはおそらく合っているので、よろしければ参考にしてみてください。
目次
補正 とはなにか
「補正率」と「ダメージ倍率」について説明する前に、まず「『補正』とはなにか」について説明いたします。
「補正」には「数値をあるべき値にする」という意味があり、星の翼に存在する「各種補正」も「ゲームが想定通り動くように数値を修正する」役割を持っています。
写真でも「補正」という言葉をよく聞きますね。
あれも「もっと肌をきれいに見せたい!」「写真が暗いから明るくしたい」とか、「こうあって欲しい」という思いを反映するための措置であります。
星の翼の各種補正
- 武装ダメージの補正
- ダウンした相手に追撃する際の補正
- 味方に誤射した場合の補正
- HPの減少度によってかかる補正 ......etc.
↑のように「ゲームから理不尽さや不条理さを無くすため」に色々と「補正」が存在しますが、今回説明する「補正率」と「ダメージ倍率」は一番上の「武装ダメージの補正」に関係するものです。
「補正率」と「ダメージ倍率」の違い
ここまでで「補正率」と「ダメージ倍率」という言葉が出てきました。
どちらもニュアンスが近くてややこしいので両者の違いをはっきりさせておこうと思います。
ここで行う言葉の定義はあくまでも筆者個人が「公式の発表」や「ゲーム内での表記」から定義したものです。
さらに元ネタかつ歴史の長い「ガンダムVS」から拝借された用語も多いので、人によっては違和感を覚えるかもしれませんがご容赦のほどよろしくお願いいたします。
明らかに「いやそれは違うだろ!」というものがありましたら、お手数ですがコメント欄にてご指摘いただけると幸いです。
補正率
まずは「補正率」の方から定義していきます。
こちらは「公式発表のバランス調整で表記されている」ことから「武装本来が持っている値を表している」と、筆者は考えています。
「ダメージそのもの」や「ダウン値」のように「武装に与えられた数値」ですね。
この「補正率」が相手の「ダメージ倍率(後述)」を減らして、最終的にダメージを決定する「ダメージ補正」に影響を与えます。
ただし「ダメージそのもの」や「ダウン値」と違い「ダメージ補正」は完全に自分にとって不利なもので、いわばシステムによって強制的に加えられる「手心」のようなものです。
「補正率」を公式は「10%」とか「20%」など「%(率)」で表示していますが、計算がしやすいように実数に変換して「0.1」とか「-0.2」で表記されていることも多いです。
このブログでは「-0.3」や「-0.1」など「負の少数」で表記しています。
ダメージ倍率
お次は「ダメージ倍率」。こちらは「訓練モード」中に見れます。
これは「ターゲットしている相手がいまどれぐらいダメージを軽減するか」を表しており「キャラそのものが持っている数値」となります。
「HP」なんかと同様の「キャラ依存のパラメーター」ですね。
「ダメージ倍率」は「1」を初期値として、攻撃を受けるたびに受けた攻撃(武装)の「補正率」によって下がっていきます。
この「ダメージ倍率」が下がると「相手から受けるダメージも下がる」ので、これから説明しますが「210の弾を3回受けたら合計で441だった」ということが起きます。
既に何らかの攻撃を受けている相手は一定時間「ダメージ軽減スキル」を持っている、と考えても良いかもしれません。
ただしダメージ倍率が0になることはありません。どれだけボコられても「0.1」より下には下がりません。
極端な話「ダメージ100の武装」で1000回攻撃されても、ダメージが10より下になることはありません。
「ダメージ倍率」は3秒でリセットして「1」に戻ります。「ダウン値」と同じですね。
以上が「補正率」と「ダメージ倍率」の違いの説明でした。
「武装が持っている」「武装によって値の異なる」のが「補正率」
「キャラ本体が持っている」「初期値:1で固定」なのが「ダメージ倍率」
という風に覚えてもらえれば!
「武装ダメージの補正」の計算
ここでは【デュカリオン】の[メイン射撃]を例にとって、実際に「補正率」や「ダメージ倍率」がどのように計算されるかを見ていきます。
まず、[メイン射撃]のダメージは1発当たり「210」です。
この[メイン射撃]を相手に3発当てると、結果的に与えられるダメージは「630」......ではなく「441」となります。
210+(210×0.7)+(210×0.4)=441
210+210+210=630
上で赤字で書いた「0.7」と「0.4」という数値がどこからともなく現れましたが、これが「ダメージ倍率」です。
「初期ダメージ倍率:1」から「メイン射撃の補正率:0.3(30%)」を計2回引かれて「1→0.7→0.4」となり、最終的にこのダメージになりました。
武装ダメージの計算では「0.7」とか「0.4」等の小数の掛け算が「武装が与える本来のダメージ」に対して行われるので、結果ダメージがどんどん下がっていきます。
「なぜ攻撃を当てるたびにダメージを下げるのか」というと、それは「そんなに攻撃したらすぐHP0になっちゃうから止めてよ!」というゲーム側からのストッパーであり、「攻撃側の一方的なゲームにならないようにする」という使命を持った「補正」がこの「ダメージ倍率」、そして「補正率」では無いでしょうか。
一方的に殴られる側の筆者からすれば頭が上がらないぜ。
「補正率」と「ダメージ倍率」 の確認方法
この「補正率」と「ダメージ倍率」ですが、確認はとても簡単です。
まず「現在ダメージ倍率」は「訓練モード」で表示されます。
この「現在ダメージ倍率」に書かれてる数字から「1」を引いたものが「ダメージ補正」です。
↑の画像の場合なら「0.7-1=-0.3」の「-0.3(0.3、30%)」が「補正率」というわけですね。
ただし注意点として、補正率には小数点第二位以下も存在します。
恐らくそれを「四捨五入」して画面に表示しているので、実際の「補正率」とは異なる可能性があります。
「現在ダメージ倍率」が「0.8」になったから「補正率:0.2」かと思ったら、実際は「補正率:0.15」だった、ということがあり得ます。
武装が本来与えられるダメージ
ここまで「補正率」と「ダメージ倍率」について説明してきましたが、ついでに「武装が本来与えられるダメージ」の確認方法を書いておきます。
書いておくと言っても超簡単で「武装を当てた時に相手に浮かぶ数値」を確認するだけです。
上の「補正率」と「ダメージ倍率」 の確認方法」と同じように「訓練モード」で確認するのがおススメです。
ただしその時重要なのが
- 相手の「現在ダメージ倍率」が「1」の時にダメージを与える
- 相手のHPが減りすぎていないときにダメージを与える
(HPが減りすぎていると「根性補正」という別の補正が発動するため) - [スターバースト]を使用しない
の3点です。
要は「自分は素の状態」で「相手が無傷の時に当てた1hit目」がその武装が本来持っているダメージとなります。
多段ヒット系の武装は「1hit目」を目視するのが大変なので、「ちょんっ」と1hitだけさせてキャンセルするか、録画ツールなどを使ってコマ送り再生するのが良いかと思います。
さいごに
今回は「『補正』『ダメージ倍率』 とは何か」についての解説記事でした。
少しでもお役に立てていれば幸いです。
この記事とは別で「公式が発表していない補正率を知る方法」の記事を書いているのですが、数学どころか算数も苦手な筆者には骨の折れる作業で、もうしばらく時間がかかってしまいそうです......。
まぁでもとりあえず「補正率」と「ダメージ倍率」については「攻撃を当てれば当てるほど、武装が与えるダメージはどんどん下がっていく」という風に覚えておいてもらえたらOKだと思います!
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