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【プラモデル】おゆプラ(おゆまる)を使ってパーツを複製してみた その① ~死屍累々編~

複製したパーツを販売したり譲渡することは禁止されています。
パーツの複製は、あくまでも個人の楽しみの範囲で行っていただくようお願いいたします。

ヌイ

人生で一度はやってみたいこと、それはおゆまるでパーツを複製することです。

プラモのパーツを複製出来たらそれはもう捗ると思うんですよね。えぇ。

で、私もパーツ複製に初挑戦しようと思ったんですよ。

型取り・複製・置換マニュアル(amazon 商品ページより)

複製の方法は色々ありますよね。シリコンを使ったり、粘土を使ったりとか。

しかし筆者はどうしても「おゆまる(現おゆプラ)で複製」をしてみたいんです。

というわけで!

これから

初心者がおゆまるを使ってパーツを複製する奮闘記

という一連の記事を投稿していこうと思います!

もし良ければお付き合いくださいませ!

複製方法の種類

複製には大別して「一面型」「二面型」が存在します。

パーツの一面(片面)のみを押し付けて型を作る方法です。

メリットは両面取る手間が無いこと、デメリットは裏面の型は取れないことでしょう。

接着前提にはなりますが、↓のような片面にのみ造形が存在するパーツが一面型には向いています。

パーツの二面(両面)を押し付けて型を作る方法です。

表裏に造形がされているパーツを複製するのに用いる方法です。

例えば↓のようなパーツを複製したい場合は一面型では不十分でしょう。

二面型以外にも三面型以上も存在するのですが、要はパーツを押し付ける型の数で複製の方法が変わるということですね。

複製に使う道具

おゆまる(おゆプラ)

まずこいつが居なければ始まりません。

私が今回使用するのはダイソーで販売されている物です。

なお、こちらの商品の正式名称は「おゆプラ」なのですが、便宜上「おゆまる」と呼びます。

エポキシパテ

複製に使う資材ですが、今回私は「エポキシパテ」を使おうと思っています。

他にも「レジン」「ポリエステルパテ」の選択肢もあったのですが「家に使ってないエポキシパテがあった」という理由でこちらを使います。

熱々の熱湯におゆまるを浸けるので、それを扱うためのものが必要です。

別に箸じゃなくても良いんですが、鋭利な物だと掴んだ時におゆまるを変形させてしまうのであまり適していません。

紙コップ

お湯を入れるための容器です。

こちらも箸と同じく別に紙コップじゃなくてもいいんですけど、食事用に使う物におゆまるを入れるのは避けたいですね。

離型剤

「ワセリン」「リップクリーム」などをおゆまるの型に塗ることで取り外しやすくなります。

無いと絶対に複製が出来ないわけではありませんが、これの有無で快適さが大きく変わるのでできれば欲しい所。

また手やカッターなどに塗ることで、パテがくっつきにくくなります。

綿棒

離型剤を塗る時に使います。
あと、おゆまるからお湯の水分を払い取るためにも使えます。

指で塗っても良いんですけど、型の形状によっては塗りづらいのであると便利ですね。

保温瓶

おゆまるはすぐに固まってしまうので、場合によっては作業中に何度も熱湯に浸けなければいけません。
しかし、その度に台所に戻って温くなったお湯を捨てて再度沸かすのは面倒です。

私の家に有った、多分安物のこの保温瓶ですが、約90℃の熱湯を入れても30分後も85~7℃はありましたので、これを使ってから作業中に台所に戻る必要が無くなりました

保温カップ

今回は紙コップを使いますが、もし家に余った保温機能持ちのカップがあるならそちらにお湯を注ぐのもありです。

保温瓶と違って密閉されていないのでお湯が冷めるのは避けられませんが、冷めるスピードを遅らせることができます。

コースター・お盆

こちらは保温瓶があれば不要です。

もし台所で紙コップなどに熱湯を注いでから運ぶ場合は、直持ちは危険なのでお盆やコースターなどで運びましょう。

おゆまるで一面型複製 1回目

今回私が複製に挑戦するのはこちら!

(フエラムネじゃないですよ!)

このドーナツ状の丸いパーツ、女の子プラモの足(太もも)に挟むパーツです。

このパーツ、足の高さを調整するという目的もあるのですが、それ以外にもソックスの履き口の再現という役割もあると思うんですよね。

色を変えて遊びたいパーツでもあるので、数が欲しいパーツなんです!

お湯を沸かす

まずはおゆプラを柔らかくするためのお湯を沸かします。

おゆまるが柔らかくなるのは80℃からなので、沸騰状態(100℃)になったらOK!

筆者は自宅にあった保温瓶を使いましたが、お湯を紙コップに入れて運ぶ場合はコースターなどに入れて運びましょう。アッツアツなので。

おゆまるを柔らかくして変形

さて、いよいよおゆまるを釜茹でに処す時間です!

おゆまるをお箸で掴んで、熱湯の中にくぐらせます。

おゆまるをお湯に浸ける時間は、80℃以上の熱湯なら15~20秒ぐらいでもう"ぐにゃぐにゃ"です。

しかしパーツを押し付けるのはまだ早い!

まずは長方形のおゆまるを「畳んで」「こねて」「潰して」、パーツの型を取りやすい状態にします!

そして見る影も無くなったおゆまるがこちら......

こうなればもう型を取り放題!パーツを押し付けてやりましょう!

失敗例:ピンセットで取り扱う

ヌイ

最初はお箸ではなくピンセットを使っておゆまるを掴んでいたのですが、これは失敗でした。

ピンセットだと、力を抜いてもおゆまるを潰してしまいます

私が使ったピンセットが細首なのがいけなかったかもしれませんが、お箸などを使った方が良さげでした。

失敗例:割れ目を作ってしまう

ヌイ

おゆまるをこねる時、どうしても「割れ目」が出来てしまいます。しかし、割れ目がパーツの型を取るのに悪影響を及ぼす場合もあるので、出来るだけ割れ目は無くすようにこねましょう

割れ目が出来てしまったおゆまるは、再度熱湯に浸けてこねずに割れ目を撫でるようにしてあげると消えてくれます。

パーツを押し付ける

型を取るのに具合が良い形になったら、次はパーツを押し付けます!

ヌイ

水分はしっかりふき取りましょう!

おゆまるは押し付けても反発してパーツとおゆまるの間に隙間が出来てしまうので、上から押し付けるだけでなく四方八方からおゆまるを押さえつけます。

ぎゅっ、ぎゅっとね

パーツの形状によって押さえつけ方のコツは変わると思いますが、今回の場合は「人差し指で上から押さえてほかの指で横から押す
という感じが良さげです。

失敗例:おゆまるが分厚すぎる

ヌイ

おゆまるの型が厚すぎると、柔軟性が失われてパーツを取り出しづらいです。

それだけでなく、厚いと熱湯の熱がおゆまるの内部まで到達するのに時間がかかってしまい、芯が固い状態でこねにくいです。

薄すぎてもパーツがおゆまるを貫いてしまって型として機能しませんが、厚すぎることも避けたいですね。

パテを詰める

エポキシパテをこねてパテに押し込みます。

が、その前に離型剤(ワセリン)を型に塗っていきます。

この時ワセリンをケチらずに使うと良いですよ!

ヌイ

パーツの型取り部分以外(外周部分)にも塗っておきましょう!

そして、パテを埋め込みます。

ヒケの少ないエポキシパテとはいえ、ヒケが発生したら嫌なので型取り部分からはみ出るぐらい盛ってやりました!

エポキシパテの硬化時間は作業をしている場所の温度などによっても変わりますが、私は万全を取って約12時間ほど待ちました。

取り出し

さぁ、パテが固まる時間を十分に取ったのでいよいよ取り出します。

さて、一発で成功してしまうのか......?

埃が汚くてごめんなさい

んー......

んー......

ヌイ

駄目だこりゃ

「おゆまるを使ってパーツを複製してみた」第一回目は大失敗でございます!
欠損が酷くて使い物になりません!!

さいごに

ヌイ

失敗は成功の母ってね

まぁいきなり成功するなんて思っていませんでしたよ!

良いんです、この失敗を次に活かせば!

今回の失敗から感じたことは

今回感じたこと

  • 温めすぎるとぐにゃぐにゃで型を取りずらい。多少反発力が残っているぐらいの方が上手くいくかも?
  • 指で押すだけだと、型にパテが十分広がらずパーツに欠損が生まれる?スパチュラなどを使って隅まで押し込んだ方が良いかも?
  • パテを盛りすぎ

課題が見えてきたので、次の記事で試すことも残しておきます。

次回やること

  • 温めすぎるとぐにゃぐにゃで型を取りずらい。反発力が残っているおゆまるで型を作る
  • パーツを包み込むような型を作って、スパチュラなどでパテを押し込むようにする
  • 盛るパテの量を減らす

最後に、今回私が失敗したものを見てお別れにしましょう。

ヌイ

気分は失敗作の怪物を作って「これも違うっ!この出来損ない共めっ!!」って言ってる悪の科学者です。

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