これから動画編集を始めようというそこのアナタ! 筆者のようなミスはしちゃダメだぞ!
動画編集者として案件(仕事の依頼)を請け負っていると、必ずどこかで見ることになる「指示書」の存在。
指示書には「ここではこのフォントを使ってください」「ここはカットしないでください」「複数の動画ファイルは同期してから編集してください」など、依頼主さんが動画を編集する人に気を付けて欲しい点が書かれています。
指示書と言っても中綴じされた紙が送られてくるわけではなく、googeleのドキュメントで送られてくる時もありますし、チャットツールで送られてくる場合もあります。
この指示書を読まずに動画編集をするというのは、説明書を見ずにMGやRGのプラモデルを作るようなものです。
そして説明書を見ずにプラモデルを作って大失敗したのが私です!
焦り・先走り 初心者ゆえの......
初めて案件を受けた時のことは忘れられません。
相手に気に入られようと一言一句に気を使って、チャットに即返信できるようにPCに張り付いて、とにかく緊張して食事も喉を通らないぐらいでした。
「全然緊張なんかしないぜ!」という方もいらっしゃるでしょう。
しかし何事も初めてのことには緊張してしまう人は多いのではないでしょうか?
その「緊張」がもたらす弊害......それは「焦り」と「先走り」です。
「とにかくやってみよう」の罠
緊張が高まっていると、体はじっとしていることが出来なくなります。
交感神経が高まって心拍数が上がり、生理学的にもとにかく体が動いてしまう状態なんですよね。
「とにかくやってみよう。指示書をしっかり読むのは後にして、まず手を動かすんだ」
そんな風に考えてしまいがちな状態でもあります。
前のめりになって「とにかく手を動かそう」「とにかくやってみよう」どちらも大事なことだと思います。
しかし、場合によってはその前のめりさによって損をしてしまうことがあります。
動画編集は後戻りが難しい
動画編集って、結構後戻りするのが面倒くさいんですよね。
例えば「カット作業」です。
本当はカットする前に動画にある加工をしないといけなかったのに、それをしてなかった。
動画はもうすでにカットをされまくっていて千切り状態。
こうなるとカットしたクリップそれぞれに加工をしないといけないし、最悪だとカット前の状態に戻して加工しないといけなくなります。
で、カットだけじゃなくて「テロップ入れ」などにも着手していたら、その分また手間が増えます。
動画編集では「後になって気づいた」は何としても避けたいことなんですね。
筆者はまさに上記のような失敗をしてしまい、3分の尺の動画を作るのに5時間もかけてしまいました。
指示書は3回読んでメモを取る
これはマジで大事です。
案件の指示書が届いたら、まずは落ち着いて指示書に目を通します。それを3回!
さらに「これは特に重要だな」と思ったものは、付箋などにメモをして目につくところに張りましょう。
筆者は超弩級のうっかり屋で、しかも学習能力もあんまり無いからこの習慣を身に着けるまで大分かかったぜ!
人によっては視覚よりも聴覚の方が記憶しやすいという特徴がありますので、筆記メモではなくボイスメモも検討してみると良いかもです!
さいごに
初めての案件は不安ですよね。筆者も初案件の時は胃に穴が開きそうでした。
最初に受ける案件ってどうしても安い案件になっちゃうと思うんですよね。
なので「この単価なら、〇時間以内に終わらせないと時給が最低賃金以下になっちゃう!」みたいな焦りもあると思うんです。
でも、一つ案件を終えるごとに動画編集者としてのレベルアップを感じます! それは、長期的に見れば報酬金と同じかそれ以上に価値のあるものだと思います。
筆者自身まだまだ初心者で偉そうなことは言えないのですが、焦らず丁寧に一つ一つ案件をこなすことが何より重要だと思います。